
栗の郷「笠間」
笠間焼で有名な関東の小京都とも呼ばれる笠間市では、明治時代の末期ごろから栗の栽培が始まりました。
年間を通して穏やかで、昼夜の温度差のある気候や保水性、通気性に優れた火山灰土壌が美味しく薫り高い栗を育み、全国第一位の出荷量を誇る茨城県の代表的な産地として知られています。
笠間市の栗栽培面積は819ha、生産量は約873t。
(茨城県農林水産統計年俸2006~2007)
全国でも有数の栗産地です!

手をかけるからこその美味しさ
一般の生栗は、品種の区別なく出荷・販売されていますが、笠間市では品種別に重量選別方式で選果を行い出荷することで、品質の均一化を図っています。
さらに、栗産地としてのブランド力向上を目指して、栗の高付加価値商品である「貯蔵栗」を誕生させました。

「貯蔵栗」誕生秘話
笠間市では、平成20年から「手間ひまをかけてでも食べたくなる栗を作りたい」という思いから品種別出荷栗を基盤に、さらに品質の高い栗を目指し「貯蔵栗」の開発に取り組みました。
栗は冷蔵で貯蔵すると、栗に含まれる酵素であるアミラーゼがデンプンを分解し糖を作ります。その働きを利用し、栗の甘さを引き出したものが「貯蔵栗」となります。
冷蔵貯蔵といっても、ただ冷蔵庫に保存しておけばよいというわけではありません。温度が低い方が糖化が進みますが、温度が低すぎると栗が凍結し商品価値を失ってしまいます。
また、栗をそのまま保存したのでは、栗が乾いてしまいます。これらの課題を解決するため、冷蔵庫内の温度や栗の品質保持のための資材など、様々な条件を検討しながら商品化を図りました。
これらの試行錯誤により、商品化された「貯蔵栗」は、糖度が高まり、甘みがぐっと増します。

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食感
デンプンが糖化することにより粉っぽさがなくなり、焼き芋のようなねっとりとした食感になります。
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甘さ
「貯蔵栗」を食べたお客様からは「こんな甘い栗は食べたことがない」と高い評価をいただいております。
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茨城県笠間市
笠間の栗 貯蔵栗(極み)
大粒栗を一定期間冷蔵貯蔵し甘さを引き出しました。
栗は冷蔵で貯蔵すると、栗に含まれるアミラーゼがデンプンを分解し、栗の甘さを引き出します。
内容量:1.5kg
承り期間:~10月10日
お届け期間:11月1日~11月30日