佐波賀だいこんの故郷

佐波賀だいこんの故郷
京都府舞鶴市は日本海に面し、東西に分かれた舞鶴湾のリアス式海岸を臨む地域です。また、佐波賀だいこん発祥の地である佐波賀地区は景観が美しい舞鶴湾に面しています。
自然に恵まれたその海と里は食材の宝庫です。特に「佐波賀だいこん」は京の伝統野菜にも指定されており、舞鶴市固有の特産物とも言えます。
京の伝統野菜 佐波賀だいこん

京の伝統野菜 佐波賀だいこん
佐波賀だいこんは、従来の大根が3ヶ月で収穫できるのに比べ、秋に種を蒔き翌年2~3月に収穫する晩成型で、長い期間土の中で育まれます。また、根元は太く先が尖った形、葉は濃い緑色でタンポポの葉のように地表に広がります。
辛味があり、固めで身が引き締まっていることから、煮込んだとき、煮崩れしにくいという特長があります。葉は炒め物に、果肉はおろしや煮物にして余すとこなく美味しく食べることができます。
佐波賀だいこんを支える生産者
京の伝統野菜 佐波賀だいこんは、1955年頃には舞鶴市の特産物として盛んに栽培され、最盛期には約1,100tの出荷量を誇っていましたが、栽培期間(約4か月)が長いことや生産者の高齢化により生産量が減少していきました。
その中で、佐藤さんの曾祖父である憲太郎さんが、佐波賀だいこんの育成と佐波賀園芸組合の設立に尽くしたこともあり、曾孫にあたる正之さんが佐波賀だいこんの復活を願い、2010年から生産の取り組みを行ってきました。
2020年以降は若い生産者の参入も見られるようになりつつあります。
また、地元小学校での出前授業の希望も増加したり、学校給食で佐波賀だいこんのメニューが提供されるなど、子どもから親へと佐波賀だいこんの情報が伝わる形も生まれ、地元の家庭の食卓にも佐波賀だいこんが広まっています。
今後も生産量を拡大しながら、「佐波賀だいこん」の食文化を広げていきたいと、正之さんは力強く語っています。




